特集
公開日2025.08.08
HIRAMEKI.祝22周年!「ART NUME LEATHER」の魅力を再発掘
HIRAMEKI.祝22周年!「ART NUME LEATHER」の魅力を再発掘
みなさん、HIRAMEKI.の「ART NUME LEATHER(アートヌメレザー)」をご存知でしょうか?
これは、 “革そのものに直接アートを施す” という、HIRAMEKI.独自の製法で仕上げたシリーズで、ブランドの原点とも言える存在です。
HIRAMEKI.といえば、 ”アート” というほど、アートを取り入れた革製品を、これまで数多く展開してきました。
そして2025年、ブランド22周年のスペシャル企画に合わせ、これまで幾度となく取り上げてきた伊藤若冲作品の中から、選りすぐりの3作品が「ART NUME LEATHER」シリーズに登場。
改めて、「ART NUME LEATHER」の魅力を、若冲の新作と合わせてご紹介いたします。
Lineup▽
「ART NUME LEATHER」とは?
直接アートを施すから味わえる、ヌメ革ならではの質感
よくあるデザインがプリントされた革製品には、薄いフィルムを革の上に圧着させる転写プリントや、紫外線で硬化するインクを使ったUVプリントが多く見られます。 どれが良い・悪いということではありませんが、これらの方法は革の表面がフィルムやインクで覆われるため、革本来の手触りや風合いが損なわれやすくなります。また、使い続けるうちにプリント部分が劣化し、ひび割れたり剥離してしまうことがあります。
一方、HIRAMEKI.の「ART NUME LEATHER」は、独自の技術でヌメ革に直接デザインを施しています。そのため、革の風合いや特性を損なうことなくヌメ革とアートがなじみ、味わい深いエイジング(経年変化)を楽しむことができます。
NEW|若冲の3作品がART NUME LEATHERに
≪群鶏・牡丹・貝≫
これまで、定番柄や限定アイテムとしてHIRAMEKI.に何度も登場してきた江戸時代の奇才・伊藤若冲。その若冲作品の中でも人気の高い3柄が、22周年を記念して「ART NUME LEATHER」シリーズに再登場。
今回仲間入りしたのは、若冲の代表作≪動植綵絵≫から、 鶏の重なりあう羽根が迫力満点な「群鶏図」、 華やかさと力強さを感じさせる「牡丹小禽図」、 静けさの中に奥行きを感じる「貝甲図」の3柄。
まさに “革のキャンバス” に表現された、アートとレザーの融合。 日常に持ち歩ける、若冲の世界を、どうぞお楽しみください。

▼展開アイテムは全部で5型▼
ARTに使われている”ヌメ革”とは?
化粧をしていない素肌のような革
ヌメ革とは、牛の皮を植物タンニンでじっくり時間をかけて鞣(なめ)したナチュラルな革のこと。 また、「鞣す(なめす)」とは、動物の皮が腐敗しないように加工し、丈夫で長持ちする “革” へと変える工程をいいます。
ヌメ革はこの鞣しを植物由来の成分(タンニン)のみで行うため、革本来の風合いをそのまま楽しめるナチュラルな質感が魅力です。 表面にコーティングなどを施していないため、まるで “化粧をしていない素肌” のようなイメージです。キズや水分にはややデリケートですが、それも含めて『育てる革』としての魅力があります。
ヌメ革のエイジング(経年変化)について
十人十色の変化が楽しみでもあり魅力楽しみでもあり魅力
革製品は使い込むほどに、色や質感、風合いが少しずつ変化していきます。使い始めはやや硬さを感じることもありますが、使い込むほどに繊維がほぐれ、革は柔らかく手に馴染んでいきます。やがて時間とともに、独特の味わいが増し、愛着ににもつながります。
革は人の肌と同じように、一つとして同じものはなく、使う人や使い方によって変化の仕方もさまざま。そんな革の「エイジング(経年変化)」は、使うほどに “自分だけの革” へと育てていく過程であり、醍醐味でもあります。
▼こんな風にエイジングします
革製品の魅力は、使うほどに少しずつ色や質感が変化し、風合いが深まっていくところにあります。最初はやや硬さを感じることもありますが、次第に繊維がほぐれ、柔らかく手に馴染んでいきます。
中でもヌメ革は、じっくりと時間をかけて育てることで、美しいエイジング(経年変化)が楽しめます。使い始めは淡いベージュ〜薄茶色ですが、使い込むうちに飴色へと変化し、革に含まれる油分や保革クリームの効果で、表面に自然な艶が生まれ、しっとりとした手触りに変化していきます。
お手入れについて
ヌメ革をより美しく育てるために欠かせないお手入れ
特に重要なのは使い始めのケアです。 最初に保革クリームや防水スプレーでお手入れをすることで、水や油によるシミや汚れの付着を防ぎ、乾燥やカビから革を守ることができます。また、定期的なお手入れを続けることで色の深みや光沢が増し、どんどん愛着も湧いてきますよ。ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。